当店でも多くの商品を取り扱わせていただき、ファンも多い「BARNS OUTFITTERS / バーンズ アウトフィッターズ」
今回はそんなBARNSというファッションブランドをより多くの方に知っていただきたいということでご紹介させていただきます。
「肩肘張らない」「シンプルでも雰囲気を出したい」「ネオアメカジ」…こんなキーワードにビビッときた方は最後までお付き合いください!ビビッと来なかったという方も最後までお付き合いください。
どういうブランド??
50年代から70年代のアメリカが持っていた雰囲気を蘇らせ、新しいファッションスタイルとして確立しようとするアメカジブランド。 ヴィンテージライクなデザインなど「古き良きアメリカ」が再現されていています。
熟練の職人によるこだわりの 「モノ作り」を提供するブランド。
ブランド概要としてはこういった感じです。
BARNSっぽいコ
ーディネートを組んでみました。
もう少し「アメカジ」に寄せてもよかったのですが、個人的にBARNSはドストライクなアメカジというより「アーバンアメカジ」と言いたいのでこういう感じにさせてもらいました!
気になる方はブランドの公式HPもチェックしてみてください!
それではブランド概要を深堀していきましょう!
魅力その① アーバンアメカジ
ブランドのテイストを聞かれれば「アメカジ」と答えます。
ですが、若い方にアメカジと言ってもあまりピンとこないと思います。
個人的には「アメカジ」は死語になりつつあると思っていますが、若い方にとってはアメカジ=土臭くてダサいという図式ではないでしょうか?
言い換えれば「ダサくてカッコいい」のがアメカジなので否定はしないですが、アメカジのいいところはラフさ(抜け感)と色使い。
実際ハードアメカジと言われる、これぞアメカジ!というブランドやスタイルは根強いファンを残し、今後廃れていくと思います。
BARNSは従来のアメカジというカテゴリーに少し、「キレイメ」「大人っぽい」といった要素や「ストリート」の要素をうまく取り入れたネオ・アメカジと言えます。
私はこれを勝手にアーバンアメカジと言っています(笑)
魅力② 素材、ディティールに対するこだわりが凄い!
BARNSはアイテムとしては「スウェット」や「Tシャツ」が得意です。
逆にラグジュアリーブランドなんかが得意なジャケットやコートなどはラインナップとしては少ないです。
スウェットやTシャツが多いと聞くと、最近では「スウェット」や「Tシャツ」にプリントをして販売という流れがインフルエンサーブランドを筆頭に多くの人がやっているので、同一に考えてしまう方もいるかもしれませんが、BARNSのそれはこだわり…というか生産工程、生産背景が異なります。(後述します)
デザイナーを始めブランドを運営している方々が「ビンテージ世代」なので、USED加工など着古した感じの色味だったりを表現するのにものすごく拘っています。
例えば簡単なものでいくと…通常よりも洗いをかける時間を長くしてリアルなビンテージ感を出したり、チープなブランドは絶対そんな工程やらないですが、やっちゃいます。
いわゆる「プリント」や「ウォッシュ」など2次加工に対するこだわりが凄い!!
更に独自で素材を開発したり、改良したりということもよくやっています。
(こちらに関しては都度商品説明ブログに書いていますので逐一チェックをお願いいたします)
instagaramの#barnsoutfittersでもいろいろな方が紹介していますのでそちらもわかりやすいです。
魅力③ シンプルなのにカッコいい
これが一番かもしれません。。。
先ほどアメカジ=ダサいと申しましたが、言い換えれば、カッコつけていないのにカッコいい。
これは当店でも大事にしているコンセプトでもあるのですが、これが一番大事な気がしますね。
変にトレンドを追ったり着飾ったりするよりも、自分の生活スタイルに合ったファッションが一番しっくりきますよ。
これはファッション感度が高い方々を煽っているようですがそうではありませんからね!
(お洒落とカッコいいは違うという過去の記事も読んでみてください)
Vol.3 「お洒落」と「カッコいい」は違う?? - HAVEA Official Site
で、今、シンプルと言ったらユ〇クロじゃないですか?僕はユ〇クロは面白くないので着ないので語りませんが、BARNSは生産背景が面白かったり、いわゆる”うんちく”があって素材にこだわっていたりして面白いと思っています。
だから買います。
BARNSの服って装飾とかあんまりないんですよ。いわゆるオーセンティックな服。だけど、その中でディティールや素材、縫製、加工で差別化をしようというブランドなんですね。
だから見た目は比較的シンプルなものが多い!
なのに、着るだけで簡単に”雰囲気お洒落”になれるんです!
もう一つ、経年変化ですね。
個人的には、気に入った同じ服を永遠と着ていたいタイプなんですよ。洋服屋と言ったら新作をどんどん買い足して…というイメージを持っている方もいると思いますが僕はそれを否定したいんですね。脱線しそうですがw
同じ服を着まくって、そこで馴染んでいく感じとか、よれていくいく感じもすごく好き(これは稀なタイプだと思います)
だからかシンプルな服は色々と着回しできるという点でも好きなんですよね。
気回せるという理由でシンプルが好きな方は多いと思うんですよ。
シンプルでもアイテムに雰囲気があるから、簡単にカッコよくなれるんですね。
魅力④ 規模感と認知度
…うろ覚えで恐縮ですが、ブランドは85年とか87年に立ち上がっています。
ファッションブランドで20年以上というのはもはや日本においては老舗ブランドです。
ブランドとしての認知度も長いことやられているので有名ブランドと言っても過言ではないですが、これは正直「アメカジ界隈」に限ります。
アメカジが好きではない方はほとんど知らないと思います。
基準が難しいですが、そんなに大きなブランドでもないです。(ただし決して個人でやっているとか小さいブランドでもないです。単独で展示会開ける規模ではあります←これはかなり凄いことです。)
服好きな人なら全員が知っているようなブランドではありませんが、アメカジが好きな人ならほとんどの人が知っているようなブランドです。
この規模感こそがも僕がBARNSを愛用する一つの理由です。
ファッションに関していうとブランドとは「見栄」であったり「自己顕示欲を満たす」という部分がある方も多いと思うのですが、僕はそういうのがあまり得意ではないのでわりと無名のブランドさんが好きだったり、知る人ぞ知るみたいなのが好きなんです。
でも人と話すときはやっぱりブランドの知名度がそこそこあると話すのが楽ですし、そういった点でBARNSはポジションが絶妙にはまりました(笑)
さて…もう少々お付き合い下さい。
ここまで読んで、そんなブランドたくさんあるだろう!…ブランド物の服を身にまとえば簡単に雰囲気出せるに決まっているだろう!!と言いたい方も多いと思います。
ちょっと待ってください(笑)
BARNSの魅力…最後は「プライス」です。
セレオリより高いけど、ハイブランドより安いというプライスポジションです。
もっと下にはファストがありますので、ビジネスでいうとここのミドルポジションはかなり壊滅的な状況です。
マーケティングをやっていた方にはフォードの話が有名だと思いますが、現在ファッションブランドもいわゆる中途半端な価格帯って良くないんですよね。
僕はお金がないことと、価値が見出せないのでハイブランドって滅多に着ないですが、ファストも面白くないから着ないんです。
セレオリは嫌いじゃないですけど、大手にお金を落としたくないというちょっと変わった思考があるのであまり買わないです。
そんな時にBARNSのこだわりがつまった服でこの価格帯という点がツボなんですね。
一般的にも安いに越したことはないですし、BARNSでも「え!?」って思うプライスはよくありますが、それでもこのクオリティでおこの価格は実際探してみるとなかなか見つからないですよ!
自分の価値、収入に見合ったプライスかということが重要なので一概には言えませんけどね(笑)
最後になりますが、現在ネットでの販売が主流になりつつある中で、BARNSをはじめ素材感や風合いを特徴とした服、ブランドが減っています。
画面越しでは素材感や風合いはなかなか伝えるのが難しいからです。
僕も含め、服を作っている人たちの多くはビジネスとしてモノづくりに従事しているので仕方ない部分もありますが…。
これはこれでまた長くなるので別の機会にテーマとして語りたいと思うので深堀りしませんが…。
18歳とか19歳の時、当時は着飾ることがファッション、お洒落だと思っていた自分にシンプルでもこんなにカッコいい服があるのか!と洋服のことなんか1mmも知らなかった自分は衝撃を受けたのを今でも覚えています。
当時、初めて買ったのはBARNSのプリントもののパーカーです。
ブランドに興味がない自分は、それがBARNSの物と知ったのはそれから2~3年ほどたった頃でした。
「このパーカーずっと着ているけど、どこのブランドだろう…」
そう思って調べたのが出会いだったと記憶しています。
このブログを通じてBARNS OUTFITTERSという僕の服に対する概念を確立させてくれたブランドを少しでも多くの方に知っていただければ幸いです。
HAVEA 代表 越山智行